「都」

by endrollhouse

/
  • Streaming + Download

     

1.
01:53
2.
3.
4.
5.

about

文字化けがあった場合には手動で拡張子(.mp3など)を整えて下さい

credits

released March 27, 2015

【廃墟同好会】
ピブロ(@p___n)
HeadNho(@HeadNho)


artwork by 宇宙大将軍工房(@GreatJuanism)

tags

license

all rights reserved

about

endrollhouse Japan

contact / help

Contact endrollhouse

Streaming and
Download help

Track Name: HeadNho - 「全景」
夕景 朽ちた小屋で独り鳴いた鈴虫
全景 とうに終わる街で未だ行き交う
夢 希望 それらが「新世界」を奏でて 向かう家路
 「明日もきっと会えるさよなら」
そんなことも無いまま 朝を迎え思い出す
そういえばそうだ 僕らはこれから――。
晩夏朽ちて彼岸花
排気ガスを肺に吸った子供ら
大人が育て上げた宝だ
高架下の自転車
ボウフラ 湧いた壺の中で泳ぐ金魚は
他の日々を知らない
僕らはやっとそんなことを思い始めたんだ
夕立 立ち尽くす
我に返り傘を差す
暗くなった街並み
ふっと消えた人達
きっと街は気付かない
波間に羞明
繭の中で生きることの価値はしょせん皆無だ

満ちる潮の頃に鳴いた鳥が人に慄き
生きる者を殺し刈った森が日々を豊かに
遠い遠い日に似た 今を生きる僕らの
全景 全景 これが生きた証だ
言葉語り紡ぐ価値が罪になって移ろい
揺れる車 人と武器が積み荷だった時代に
看過された美徳、意味を見つけ出したこの地が
全景 全景 これが生きた証だ

「踏みにじった思いを、どうかここに残したい」
ことの機微を記す日々の日記と 想いが
風に煽られ 捲れるページ
流木と共に風化
夕刻の汽笛鳴って エンドロール流れだす
今はとうに後日談
邯鄲の夢の様な顛末は結末
しかし日々は終わらない
山場なんて何もない
私達はもっとこう、ああしてれば良かった
畢生の茅蜩
虚ろ満ちる下水道
素直に生きることが常に善と教えられてきたは良いがそれだと
「それだけ」 なんて無理だ
彼の心なんて知らない
知ったところで何もしない(憎しみ)
暮らす時の流れに 謳う希望 そしてふっと
車窓眺めた人影がぐんと伸びて
そして模した明日と真下落ちた足枷
ラジカセ 流れだした在りし日の歌

燃える雲が山に掛かり汗を攫う潮風
道路脇に咲いた花が種子を飛ばし何処かへ
遠い遠い日に似た 今を生きる僕らの
全景 全景 これが生きた証だ
堕ちた街の価値が君の日々にそっと寄り添い
いつの日にか思い出してくれるならばそれで良い
しかし名残惜しくて 振り返った僕らの
全景 全景 あれが生きた証だ